
ラブホテルは、前のお客様が退室されてから次のご案内までの時間が短い場所です。
そのぶん、ニオイが残りやすい。
客室のニオイについて、以前からご意見をいただくことがありました。
前にご利用になった方のタバコ、あるいは香水。
窓を開けても、消臭スプレーをまいても、残ってしまうことがあります。
スプレーは、ニオイの上に別のニオイを重ねるものです。
もとのニオイが消えたわけではないので、しばらくすると戻ってきます。
これでは解決になりません。
そこで、業務用のオゾン発生器を導入しました。
ニオイを隠すのではなく、分解する
オゾンは酸素からつくられる気体です。
強い酸化作用があり、ニオイのもとになっている物質そのものを分解します。
タバコのヤニ、汗、飲食物——ニオイの正体はさまざまですが、分解してしまえば残りません。
そして、役目を終えたオゾンは酸素に戻ります。
消臭剤や薬剤のように、成分がお部屋に残ることはありません。
使っているのは「オゾンクラスター1400」
オゾンマートの業務用オゾン発生器、日本製のオゾンクラスター1400です。
家庭用の小型のものではなく、施設の脱臭を前提につくられた機械です。
同じ機種は、ホテルや旅館のほか、病院や介護施設、食品工場などでも使われています。
衛生に厳しい現場で選ばれているものを、そのまま客室に使っています。
1部屋に、およそ2時間
作業は、いつもの清掃がすべて終わったあとに行います。
- 窓とドアを閉め切って、オゾンを20分運転する
- そのまま1時間置いて、お部屋の隅々まで行き渡らせる
- そのあと30分から1時間かけて、しっかり換気する
合わせて2時間前後です。
この「置く時間」と「換気の時間」が肝心で、短く切り上げると効果が出ません。
スイッチを入れてすぐ次のご案内、というわけにはいかない機械です。
作業はお部屋が空いている時間に行い、換気を終えてからご案内しています。
ウイルスや菌にも
オゾンには、ニオイだけでなくウイルスや菌の働きを抑える力があります。
新型コロナウイルスについては、奈良県立医科大学の研究でオゾンによる不活化が確認されています。
病院や介護施設で使われているのも、この点が理由です。
目に見えない部分の対策として、こちらも続けています。
満室のときは、できないことがあります
正直に書きます。
お待ちのお客様がいらっしゃる時間帯は、この処理を省かざるを得ないことがあります。
1部屋に2時間となると、お待ちのお客様をそのぶんお待たせすることになります。
週末や連休は特にそうです。
清掃はこれまでどおり行いますが、オゾン処理まで手が回らない日があることは、あらかじめお伝えしておきます。
混み合っていない時間帯は、順にかけています。
ニオイは、お部屋の印象を大きく左右します。
気になってしまうと、それだけでくつろげなくなります。
そうならないよう、地道に続けていきます。
お部屋に入られて気になる点がありましたら、客室のインターホンよりフロント6番までお知らせください。
すぐに対応いたします。